小麦の教室– category –
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講座3グルテン/デンプン ③続・グルテン/デンプンの知識は麺作りに役立つ。
再び、「松ト麦」井上こんさんと遺伝子の世界を覗いてみよう。育種の研究が解き明かした小麦の遺伝子の特徴を、麺に活かしている「松ト麦」の井上こんさん。 具体的な品種ごとに、どのような遺伝子を持っているか見ていきましょう。 デンプンの粘りの質、グルテンの強度がわかります。まずは、もっちり遺伝子について。 -
講座3グルテン/デンプン ②グルテン/デンプンの知識は麺作りに役立つ。
「松ト麦」井上こんさんと遺伝子の世界を覗いてみよう。 育種の研究が解き明かした生地の特徴に関わる小麦の遺伝子の特徴を、麺に活かしている「松ト麦」の井上こんさん。 その品種が、生地に関するどんな遺伝子を持っているのかがわかると、理想の麺に近づく、大きな助けになります。 井上さんがどんなアプローチで麺を作っているか訊いてみました。 -
講座3グルテン/デンプン ①九州の小麦と北海道の小麦はどこがちがうの?
パン職人がパンを手作りするとき、五感を使って、小麦の個性に迫ります。 でもそれはあくまで”勘”や”感性”にとどまり、多くの人たちが共有することがむずかしいものです。 九州を代表するベーカリー「パンストック」の平山哲生シェフが、普段抱いている疑問を、育種に関わる遺伝子の角度から考えてみます。 -
講座2小麦の一生 ⑤雨に弱いなら、降る前に収穫すれば?
小麦の一生を、生産者目線で追っていく講座。 いよいよ第5回、最終回は収穫。 小麦の一生のクライマックスの「収穫」です。小麦にとって収穫期の雨は大敵。 よりによって、そのいちばん大事な収穫期が梅雨にあたる日本。 小麦の栽培に適してないという大きな弱点を持っています。海外は雨が降らなので、乾燥しきってから収穫しますが、日本の場合は梅雨があるので、早めに収穫して乾燥機で乾燥させているのです。 -
講座2小麦の一生 ④小麦も花が咲くの?
第4回は、春の訪れとともに、穂が成長し、花が咲く時期についてです。今回も、前田茂雄さん(北海道十勝本別町・前田農産)、廣瀬敬一郎さん(滋賀県日野町・大地堂)に教えてもらいます。本州で5月ぐらいに小麦畑に行くと、小さいくてかわいい白い花がちょろちょろっと出てるのを見ることがあります。実は、花びらじゃなくて「えい」っていうものだそうです。しかも、いっぺんに咲くわけじゃなく順番に咲いていくそうです。 -
講座2小麦の一生 ③麦踏みしないとどうなるの?
小麦の一生を、生産者目線から追っていく講座。 第3回は、冬場に行う麦踏みです。 今回は平山翔シェフ(SHôPAIN ARTISAN BAKEHOUSE/NPO法人新麦コレクション理事)が抱いた素朴な疑問に答えます。 冬になると、小麦は休眠し、地上での見た目の変化はあまりありません。 冬、麦踏みを行います。 麦は踏まれると、刺激によって分げつ(第2回参照)を行います。 もうひとつ、霜柱に備えるという目的もあります。 -
講座2小麦の一生 ②小麦の種はどう播くの?
小麦の一生を、生産者目線から追っていく講座。 第2回は、いよいよ種播き。 そして播いた種から芽が出てくるところも見てみましょう。 今回は久保田英史シェフ(CROFT BAKERY/NPO法人新麦コレクション理事)が抱いた疑問を、 同じくNPO法人新麦コレクション理事である前田茂雄さん(北海道十勝本別町・前田農産)、廣瀬敬一郎さん(滋賀県日野町・大地堂)に答えてもらいました。 -
講座2小麦の一生 ①なぜ小麦農家は種を買うの?
『麦の一生』は、種を選ぶところからはじまります。 「たくさんのムギを収穫するには、まずよいたねをえらばなければなりません」 では、よい種とはどういうものなのか? 当たり前ですが、私たちが食べている小麦=種。 種は、農協や農研機構、種苗会社などから買うケースと、前年度に収穫した小麦の一部を畑にまく自家採取があります。 自家採取するとき、どのように種を選ぶのでしょうか? -
特別講座 2 育種研究者への質問
今回は、1回限りの特別講座となります。 農研機構 西日本農業研究センター 中山間営農研究領域 生産環境・育種グループ上級研究員の池田達哉先生への質問という形になっています。研究「国産小麦の品質特性と今後の方向性」と「小麦品質関連遺伝子の解析による国内品種と輸入小麦銘柄の特徴付け」についてこちらの2つの内容をさらに深く理解できるような質問を行い、池田先生から回答をいただきました。 -
講座1オーガニック ⑥有機を増やすために、私たちにできること。
オーガニックや有機を増やすためには、農家さんのがんばりや国の政策を待つ以外ないのでしょうか? 私たち、消費者や、パン屋さんやうどん屋さんやラーメン屋さんといった加工の立場の人たちができることについて、澤登早苗先生、志賀勝栄さん、そして生産者の青柳健太郎さん、廣瀬敬一郎さんと一緒に考えました。 -
講座1オーガニック ⑤ 予防原則 -残留農薬問題に答える-
残留農薬問題です。ひところ話題になった農薬グリホサート(商品名ラウンドアップ)残留の問題。 小麦に関わる者として知っておきたいことです。 これを考える上で、「予防原則」が大事であるというお話を、澤登早苗先生(恵泉女学園大学)にしていただきます。 さて、IFOAMが提唱する、予防原則とは。 -
講座1オーガニック ④ 続・オーガニックとは循環である。
前回は、有機農業を自然そのものが行っている循環の観点から見てきました。 一方、近代農業(化学肥料や農薬を使う農業)は、植物が必要としているものを化学的手段によって人間がぜんぶそろえてあげて行う農業といえるでしょう。 これを時間の流れという視点からもう少し見ていきましょう。
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