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新麦新聞2018年1月号

2018年1月号のメニュー
1 『美食の教科書』第2回 「Mas de lavande(マスドラヴァンド)」(名古屋)杉窪章匡(365日)
2 『カタネQ&A』第11回 片根大輔(カタネベーカリー)
3 『勝手にお宝鑑定団』鑑定no.011 「トンマーゾ マシャントニオ農園 グリーンオリーブ塩水漬け」  栄徳剛(ブラフベーカリー)

*記事内容は、2018年1月時点のものです。
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365日・杉窪章匡の美食の教科書 
 
第2回 「Mas de lavande(マスドラヴァンド)」(名古屋)
 
さいきんお気に入りのフレンチが名古屋にある。それはフュージョン的なものではなく、誰が食べてもフランス料理だとわかる料理である。かといって第一次フレンチブームの頃のような重心のどっしりとしてグランヴァンしか似合わない料理でもない。
日本人が外国の料理を作るときに着地点が日本のおかずの延長線上に来ることが多い。日本人のDNAや環境、食材がそうさせるのだろう。外国の料理を作りたいなら修行の大半を海外で行うことをお勧めする。そうすれば食材選びから変わって来るので仕上がりが大きく変わる。
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片根大輔がズバリ答える!
カタネQ&A 第11回

○質問
今よく聴くクラシックギターの曲や気になるギタリストを知りたいです。(ブーランジェリージャンゴ・川本宗一郎さん)

○回答
お店で仕事しながら聴くには、
エマニュエル・ブオーノ(Emanuele Buono)はテクニックも申し分なく、かつイタリア人らしい歌心があり、難曲を難しく聞かせない演奏が聴きやすいし、
マヌエル・バルエコ(Manuel Barrueco)のバッハソナタ集もとても耳あたり優しく気持ちがよいです。
曲だとカルロ・ドメニコーニ(Carlo Domeniconi)のコユンババはオリエンタルな雰囲気かつ、パフォーマンス性が高く初めて聴いたらこれ1人で弾いてるの⁉︎ってきっとびっくりすると思う。
と、ここまではあくまでもBGMとしてのクラシックギター音楽の話で、それ以外にもう1人、実は僕の長女がクラシックギターをやっていて、今パリの音楽院に留学中なのですが、その学校の先生のアタナス・ウルクズノフ(Atanas Ourkouzounov)さんをお勧めしたいです。彼のギターはもう本当に素晴らしく、ライブで聴けばこれぞ生きた音楽って感じで、ぐいぐい引き込まれていきます。音源も何枚か発売してますが、毎年カタネカフェでコンサートをやってくれるので、みんな生で体験していただきたい。なにかパン作りのインスピレーションを得られるかも…
演奏家もパン職人も色々なタイプの人がいるからこそ面白いですね!
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栄徳剛の勝手にお宝鑑定団 
by 栄徳剛

鑑定no.011 
トンマーゾ マシャントニオ農園 グリーンオリーブ塩水漬け 580g 
販売価格1600円(イルカリーチェ) 

*価格は、2018年1月時点のものです。
以前ご紹介した、サルメリア69さんの生ハムの名脇役として食卓に必ず登場するのがこのグリーンオリーブ。 
ジューシーで抜群の風味を持つこのオリーブを食べたら、きっと虜になるはずです
個人的には、小豆島井上さんの期間限定で発売される新物オリーブ塩水漬けも肩を並べるほど美味しいですが、本日は、年中入手可能なマシャントニオ農園をオススメいたします。 
ジュワッといい仕事ですなぁ。