2022年3月号で休刊。
『CICOUTEのA to Z』は
番外編としてZまで続きます。
2022年1月号のピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ オーナー・岩澤正和さんの連載『武蔵野スローフード宣言!』は、ちょっと感動的です。 岩澤さんは、それまでもずっとイタリアの素晴らしさを教えてくれていたのですが、今回は「ブルネロ・クチネリ」というアパレル会社のお話。500人しかいない村のお城を改装し、学校を作り、勉強しながら給料がもらえ、農地を利用してワイナリーをつくったりする循環システムを完成させたそう。一民間企業が、そんなことまでやるのです。イタリアって、すごい! 同じ1月号に、チクテベーカリーの北村千里さんの連載『CICOUTEのA to Z』第14回 Nでは、穂発芽してしまった小麦のためのチョコパンが登場。2016年、北海道は天候不順のために多くの小麦が穂発芽してしまいました。北村さんは、穂発芽してしまったキタノカオリをなんとかパンにできないかと考えます。「その小麦だけのパンがあってもいいのではないか」と北村さん。そこには「もったいない」だけでない、たくさんの北村さんの思いがこもっています。 2月号のろのわの東博己さんの連載『有機ダイアリー』は、「がんばれ中山間地の農業」。山間地の農地の高い生産コストについて。東さんの畑も山間部にあります。そもそも日本は平野が少なく、山が多い。そのため山間部の農地が多く、管理面のコストがかかり、近年は鳥獣が作物を食い荒らす被害も年々深刻化しているそう。日本の自給率(カロリーベース)は、2020年度は37%。農業従事者の高齢化問題もあるし、日本の農業はいろんな意味で危機に直面しています。私たちの命を支えている食のこと、しっかりと考えたい問題です。 2017年3月号からスタートしたNPO法人新麦コレクションの会員向けメールマガジン「新麦新聞」は、2022年3月号をもって休刊となりました。 いろんな方々に、農作物として、食材として、食品として、人と人を繋ぐものとして、仕事として、いろんな方向からの小麦にまつわる話を書いていただきました。本当にありがとうございました。 今後は、4月からスタートする「小麦の教室」 で、「新麦新聞」で出てきたさまざまな問題や提案を引き継いでいきたいと思っています。 なお、チクテベーカリーの北村千里さんの連載『CICOUTEのA to Z』は、まだ「P」。「新麦新聞番外編」として、「Z」」まで続きます。お楽しみに。
新麦新聞2022年1月号
1 『CICOUTEのA to Z』第14回 N 北村千里
2 『有機ダイアリー』第9回「収穫と神事、伝統と文化」 東博己わ)
3 『大将の気づき』第19回 黒木直人(饗くろ㐂)
4 『武蔵野スローフード宣言!』第45回 岩澤正和
5 『nichinichi川島の上手いこと言っちゃって♡』第28回 川島善行
6 『表紙の話』第18回「農事組合法人下里ゆうき」
新麦新聞2022年2月号 (会員限定)
1 『CICOUTEのA to Z』第15回O 北村千里
2 『有機ダイアリー』第11回「がんばれ中山間地の農業」東博己
3 『大将の気づき』第21回黒木直人
4 『武蔵野スローフード宣言!』第47回 岩澤正和
5 『nichinichi川島の上手いこと言っちゃって♡』第29回 川島善行
6 『新麦ニュース』 「小麦の教室」を開校します!
7 『表紙の話』第19回「栃木・アオヤギ製粉」
新麦新聞2022年3月号
1 『CICOUTEのA to Z』第16回 P 「Petit pruneaux プチプリュノー
パリのみきちゃんのチーズケーキ」北村千里
2 『有機ダイアリー』最終回「小麦畑だより」東博己
3 『大将の気づき』最終回 黒木直人
4 『武蔵野スローフード宣言!』最終回 岩澤正和
5 『nichinichi川島の上手いこと言っちゃって♡』最終回 川島善行
6 『新麦ニュース』 「小麦の教室」開校いよいよ迫る! 池田浩明
7 『表紙の話』最終回 「群馬県藤岡市・福田農園」
新麦新聞 2022年4月 番外編 『CICOUTEのA to Z』 (会員限定)
新麦新聞 2022年4月号 番外編 『CICOUTEのA to Z』第17回 q「キャトル・セゾンのqバゲット 」 北村千里(チクテベーカリー) 現在のお店は最初思っていたものとはだいぶ様変わりしていますが、もともとチクテベーカリーはひとりでやろう!と決めて始めたものでした。
ひとりでできることと考えた時、ベーカリーは店舗の無い発送と卸のパン屋さんというスタイルでいくことにしました。
新麦新聞 2022年5月 番外編 『CICOUTEのA to Z』
第18回 R「rustique sand」北村千里(チクテベーカリー) リュスティックで作る季節のsandは今の店舗に移転する時にまずいちばんに作りたかったものでした。信頼する野菜農家さんとの繋がりでできているもの。
メインの野菜は愛川町で有機農家を営む「有機農園けのひ」さんのお野菜。
季節代わりで北海道斎藤農場さんの有機人参。
今思うと顔の見える方とのもの作りがしたかったのだと思います。
新麦新聞 2022年8月番外編 『CICOUTEのA to Z』
『CICOUTEのA to Z』は、ちょっとお休みをいただいておりました。2ヶ月休んで、8月号から再スタートです。「S」からです。今回は「湘南ロデブ」。夏のsand、けのひさん有機きゅうりとフロマージュブランのsandに使っている食事パン「湘南ロデブ」のお話。このパンは、ミルパワージャパンの本杉さんが製粉する湘南小麦と春よ恋を配合しているそう。さて、そこにはどんなお話が。
新麦新聞 2022年10月 番外編 『CICOUTEのA to Z』
トコ(娘)に関するパンのお話。「娘のトコ(杜香)は小麦アレルギーでした。……そうとも気づかずお食い初めは産休後、すぐにお店を再開したばかりもあって、バタバタと準備も出来ずでマロンスティックを切ってかじらせました。……小麦やナッツのアレルギーがわかったのはそれから少ししてでしたが、パン屋さんお菓子屋さんの子によくあることのようです」