講座２小麦の一生 ②小麦の種はどう播くの？
小麦の一生を、生産者目線から追っていく講座。
第２回は、いよいよ種播き。
そして播いた種から芽が出てくるところも見てみましょう。
今回は久保田英史シェフ（CROFT BAKERY／NPO法人新麦コレクション理事）が抱いた疑問を、
同じくNPO法人新麦コレクション理事である前田茂雄さん（北海道十勝本別町・前田農産）、廣瀬敬一郎さん（滋賀県日野町・大地堂）に答えてもらいました。
久保田英史 くぼたひでふみ
1978年群馬県生まれ。高校生のとき読んだ薪窯の記事がきっかけでパンの世界に興味を持つ。東京農業大学農学部林学科卒。大学で林業を学んだ後、「ブランジェ浅野屋」「ブーランジェリーパンセ」などで修業後、ロサンゼルスに渡り、レストランやベーカリーのシェフベイカーを歴任。帰国後、増田煉瓦株式会社でテクニカルベイカーを務めたあと、 2012年12月CROFT BAKERYを前橋にオープン。
instagramより
世界の最先端をいくアメリカ西海岸で見たパン作りを、日本で実践。地域の生産者とつながり、地元でとれたものを使い、具材から自家製でパンを作る。
営業時間：11：00〜18：00(売り切れ次第閉店）
定休日：毎週日曜・月曜・木曜 この他不定休有り。
住所：〒371ー0017 群馬県前橋市日吉町2ー5ー1 みずき館1F
電話：027ー257ー9052
『科学のアルバム ムギの一生』（鈴木公治著、あかね書房）
今回写真をお借りした『科学のアルバム ムギの一生』は、群馬県前橋での種播きから、収穫までの詳細な記録です。どのようにして栽培され、どのように生長していくのかを写真を交えて紹介しています。
群馬県前橋の秋まき小麦の栽培カレンダー
- 10月下旬 種播き
- 11月上旬 分げつ開始
- 12月下旬 麦踏み開始
- 1月中旬 穂の赤ちゃん誕生
- 2月中旬～3月下旬 分げつがもっとも盛んな時期
- 3月上旬 小穂形成期
- 4月上旬 花ができはじめる
- 4月下旬 穂が出はじめる
- 5月上旬 開花
- 5月下旬 実が熟してくる
- 6月中旬 収穫
※地域や品種によってスケジュールは異なり、北海道では１ヶ月程度これより遅くなります。
小麦の構造って燃料タンクと芽。
●講座「小麦の一生」は次回に続きます。
